「紫外線対策って日差しの強い夏以外はしなくていい?」
子どもと外遊びに出かけるママにとって重大な長年の問題ですよね。
肌老化の原因の80%を占めるのが紫外線。
「対策しておけばよかった…」なんて後悔をしないためにも意識しておきたいところ。
自然老化では細かいシワ・たるみ、乾燥や薄くなった皮膚が気になる程度なのですが、光老化になると深いシワ・たるみ、シミ、乾燥や皮膚表面が厚くごわごわするなどの
夏は日差しも強いので日焼け対策に意識がいきますが、紫外線は夏限定のものではありません。
紫外線対策はいつからいつまでするのが正解なのか?
悩める問題に終止符を打つべく見ていきましょう。
紫外線対策はいつからいつまで?
寒さを感じるようになってくると紫外線対策の意識が薄くなっていきますよね。
「ま、いっか。」と思って外に出たら、外で立ち話を長時間してしまうなんてことも。
夏以外は紫外線対策をしなくていいでしょうか?
まずは3つの紫外線タイプについて理解を深めましょう。
知っているのと知らないのでは意識の仕方が変わってくるので、ぜひ読んでみてください。
紫外線には、
UVA(A波)、UVB(B波)、UVC(C波)という3種類があります。
UVCはオゾン層に遮られて地上には届きません。
私たちの肌に悪影響を与えるUVAとUVBについて見ていきましょう。
UVA(A波)とは
UVAが最も波長が長く、肌の奥深い真皮にまで到達して肌の張りを保つコラーゲンやエラスチンにダメージを与えるため、しわやたるみの原因になります。
雲や窓ガラスも通過するので、くもりの日や室内でも注意が必要です。
赤みや炎症を起こす作用はないものの、照射量が多く肌の奥深くに浸透することから、肌に与えるダメージは大きいです。
UVAによる影響は紫外線を浴びてすぐではなく、長い時間をかけて現れます。
すぐにはダメージが現れないことから夏以外の季節は紫外線への意識が薄れてしまい、気付かないうちに蓄積して5年後、10年後にしわやたるみとなって出てきます。
自然老化だけなら細かいしわやたるみだけなのですが、光老化は深くしわやたるみを刻みます。
25年間運転手をされてい左側だけ(左ハンドル)太陽の光を浴び続けた方のお写真です。
写真では向かって左側が自然老化の様子で、向かって右側が光老化の様子です。
紫外線が肌老化の原因の80%を占めるという言葉も納得ですよね。
今浴びている紫外線が蓄積されて、深いしわやたるみとなって出てくるのは5年後、10年後、20年後のことです。
UVB(B波)
UVBはUVAより波長が短く、肌の奥まで達することはありませんが、肌表面の表皮に影響を与えます。
エネルギーが強いため、細胞を傷つけて炎症を起こしたり、メラニンを沈着させて褐色になりシミや皮膚がんの原因となります。
長時間、野外にいて皮膚がヤケドをしたように赤く炎症するサンバーンや、メラニン色素が沈着して肌を黒くするサンタンなどは、UVBが原因で起こります。
紫外線対策でみんながよくする勘違い
紫外線対策で最も多い勘違いは、季節や天候によって紫外線が出ていないと判断することです。
年間で見た時の紫外線量
4月はまだまだ寒い日が多く、紫外線対策はまだいいかなーと思う日が多いかもしれません。
2023年の月別の紫外線量を表で見てみましょう。
UVインデックスとは紫外線の波長ごとに異なる人体への影響度合いを総合して評価しているものです。
出典:気象庁
4月からぐんと紫外線量が増えていますね。
4月と5月、また9月はほぼ同じだけの紫外線量が降り注いでいたことになります。
「寒いから」「涼しいから」ということが紫外線が減ったということにはなりません。
4月から9月は紫外線対策を徹底してお肌を守っていきましょう。
また、11月から3月にかけても紫外線が出ていないわけではありません。
3月や11月にいたっては、夏の半分は紫外線が降り注いでいることになります。
肌へのダメージを蓄積して10年後、20年後に深いしわやたるみを刻まないようにするためには、冬にも対策が必要になってきます。
天気別で見た時の紫外線量
曇りの日や雨の日は紫外線が少ないような気がしますよね。
特に雨の日は紫外線量が0になったような気がして、「すっぴんで出かけてもいいかー」なんてずぼらな行動をしたことがあるのは私だけでしょうか。
紫外線対策をしなくてもいいのか?
天気別の紫外線量を見てみましょう。
出典:気象庁
快晴時を100%としたときの割合を出したものです。
曇りの日は快晴時に比べて60%、雨の日は30%紫外線が出ています。
30%も!!!???
雨の日は紫外線量0だなんて、とんだデマですね。
「しわやたるみを深く刻まない!」と心に決めている私たちは、雨の日も紫外線対策を忘れてはいけません。
光老化は紫外線を浴びた時間と強さにより進行します。
長い年月をかけて肌を老化させるUVAの存在を考えると、どんな天気でもケアをした方がいいでしょう。
まとめ
紫外線の種類や季節や天候による紫外線量を見てきました。
肌老化の80%の原因が紫外線であり、長い年月をかけてダメージを蓄積し、深いしわやたるみ、シミとなって現れます。
紫外線を浴びた時間と強さによってダメージが変わってくるのなら、少しでも浴びる量を減らしたいところ。
夏の紫外線対策はもちろん、冬でも忘れずに肌の老化を防いでいきたいですね。
少しでも参考になればうれしいです。
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