「あの人はさらっと気の利く言葉を言えていいな。それに比べて私は…」
「あの人はいつも気持ちに余裕があっていいな。それに比べて私は…」
そんなことを思ったことありますか?
私はあります。しょっちゅうある。
気の利いた一言が出てこなくて、後から落ち込む。
いつも余裕がなくて失敗したり、イライラしたりして落ち込む。
そんなことがよく起こります。
この自己肯定感の低さをどうにかできないものかと考えて手に取った一冊
著書である加藤俊徳さんから気づきをもらったのでご紹介。
自己肯定感が低いのは〇〇〇の問題
脳の名医である加藤俊徳さんは脳の研究をしていく中で脳には8つの番地があることを発見しました。
- 思考
- 感情
- 伝達
- 運動
- 聴覚
- 視覚
- 理解
- 記憶
「部屋」と表現しないのは8つの役割それぞれが独立して働くのではなく、やり取りをしながら働いているから。
だと私は考えてます。
そして自己肯定感が低い人によく見られるのが認知のゆがみ
自分をどう認識し、どんな人間だと自分で判断するかを「自己認知」と言い、
この認知のゆがみが強いと自分を必要以上に否定し、自信を失う思考へと向かいます。
私も頭がもげるくらい頷いたんですが、こういう思考って癖になってませんか?
思考回路の癖というか。
そう、自己肯定感が低いのは脳の癖が問題だったんです。
代表的な認知のゆがみ
代表的な認知のゆがみには次のようなものがあります。
一般化
一度や二度起きたことを拡大して捉え、「自分はいつもこうだ」「ダメ人間だ」と決めつけてしまう。
絶対、いつも、すべて、必ず、という言葉をよく使う人が多い。
結論の飛躍
相手の気持ちや考え方を勝手に決めつけてしまう。
LINEの返信がないと「嫌われてるんだ」と思い込むなど。
誇大、過小評価
自分の欠点を大きく捉え、長所をあまり評価しないなど、ある部分を誇大に評価しある部分を過小に評価する。
白黒思考
物事を白か黒かはっきりさせないと気が済まない。
極端なマイナス化
完璧主義の人に多く、少しのマイナスがあってもすべてがだめだと考える
ラベリング
対象にレッテルを貼り、決めつけて安心する
すべき化
~するべきだ、~しないといけないというように制限をかけていたり、理想化して考える
この本を読んでいたからか、強いイライラを感じた時にふと気づきました。
「あ、わたし~するべきじゃないと思ってるからイライラしてるんだ」
その時は、夫が朝に追いだきをしてお風呂に入ることでした。
「平日はバタバタするから寝る前に入っておいてほしい」とお願いしてますが、仕事して疲れて帰ってきてお風呂までたどり着けないようです。
「お願いしてるんだから、するべきじゃない」
「私だってゆっくりしたいのに支度で忙しいんだから、するべきじゃない」
こんな思いがあってイライラに変わってたんです。
それに気づけた途端スッと楽になって、「なーんだ!私もお風呂に入って温まりたかったのかー!5分でいいから入っちゃおう!」とダメと思ってたことを自分にも許可してあげることができたんです。
それはそれは至福のひと時でした。
イライラや落ち込みの裏には自分でも気づいていない思考の癖があるかもしれないって身をもって知りました。
気持ちが滅入った時は一度立ち止まって思考回路をたどってみると気付きがあって、楽になるかも。
自分を肯定する基準の作り方
著者の加藤俊徳さんは言います。
自分を肯定するには、自分の中に価値基準が必要だと。
「これがすてきー!」とか「これがきれいー!」とか「これがかわいいー!」などの価値基準が自分の中になかったら評価のしようがないですもんね。
基準がないといつも世間や知人や流行に右往左往する人になってしまう。
そうならないために、自分を知ることが大切なのだそう。
その項目として提案してくださっているのが
- やりたいことを紙に書き出してみる
- 最高に面白かったことのランキングをつける
- 「人生の成功とはなにか」を決める
- 「美」の基準を明確にする
- 「手本とする人」を設定する
- 自分の人生訓をつくる
でした。
最高に面白かったランキングは、これまで旅行で行った場所で楽しかったTOP10とか好きだった歌TOP10とか好きな歌手TOP10とか。
好きだった歌TOP10の第1位、せーので言ってみませんか?
せーーーのっ!
「STARS」(中島美嘉)
どうでしたか?
心が動いてるものってきっと人それぞれなんですよね。
じゃあ好きな映画TOP10の第1位は?
せーーーのっ!!
「アバウトタイム」
みんなのおすすめが知りたいです。
ちなみに6の人生訓は福沢諭吉心訓七則を参考にするといいですよ。
確かに、深いわーと納得しました。
心訓七則
一、世の中で一番楽しく立派なことは、一生を貫く仕事を持つことである
一、世の中で一番みじめなことは、教養のないことである
一、世の中で一番さびいしことは、仕事のないことである
一、世の中で一番みにくいことは、他人の生活をうらやむことである
一、世の中で一番尊いことは、人に奉仕して決して恩を着せないことである
一、世の中で一番美しいことは、すべてのものに愛情を持つことである
一、世の中で一番悲しいことは、嘘をつくことである
残りの人生でやりたいこと100を次のブログで書いてみようーー。
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